METROID Other M(メトロイド アザーエム) [Wii]
満足度 :★★★★☆
操作性 :★★★★★
カメラワーク :★★★★☆
システム :★★★☆☆
企画アイデア :★★★★★
物語 :★☆☆☆☆
ビジュアル :★★★★★
Wiiで配信されている任天堂チャンネルの動画CMと
任天堂のホームページで掲載された「社長が聞く~」シリーズを読んで
ちょっとプレイしたくなって購入いたしました。
結論を言えば買って損をしたとは思いません。
元はとれるぐらい遊べたゲームだと思います。
ですが・・・プレイ後の満足度という点。
これ100点満点であらわすと60点ぐらい。
なんていうか「ん~?」っていう感じなんですよ。ええ。
「メトロイドじゃない」っていう感じなんです。
その理由は恐らく開発者の方がこだわっだろう、サムスのモノローグとか、
時折挟まるビジュアルとかが、「余計なお世話」な感じが否めないって事。
個人的にサムスにそんなに悩まれても困るなぁ・・・って感じ(汗)
例えばマリオが配管工としての自分の人生を振り返って悩む――
そんなシナリオが時折はさみ込まれるゲームを遊びたいですか?
悪いけど、そんな物語に私は没入できないわけですよ。
アクションゲームの設定なんて、基本的に跡づけなんだから(失礼)
余計な事を漂わせないで、単純にドンパチゲームにしてくれたらよかったのになぁ、と。
そんな印象。
で、物語が面白ければまだ良いんですけどね。
偉くチープなんですよ。物語が。
仕事に疲れて、寝る前の貴重な1時間から2時間を割いて遊ぶ私みたいな社会人にとって
中学生が書いた様な物語をおしつけられるのは、超勘弁してくれいって感じ。
ゲーム屋サン達って本当に勘違いしてますよね。
シナリオが評価されているわけではないのに、シナリオで勝負しちゃおうとする
映画大好きなゲームクリエイターが陥る罠にハマッた感じの1本です。
大人がプレイするのにはオススメできません。
ところがこのゲーム、FCやSFCでメトロイドをプレイしてきた大人向けのソフト。
そのいい大人達に、こんなチープな物語を提示するなんて正気の沙汰とは思えない。
マーケティングとして大失敗なわけです。
こりゃセールスは苦戦するだろうなぁ、と思ったら案の定です。
売れない理由が明確なソフトを売り出しちゃう任天堂は相当お金が余っているんですね。
ウラヤマシイ・・・。